治療方針
初めての方には、今あるつらい症状を少しでも取り除くために、考えられる原因、これまでの状態、体質、これまでの病歴、使っているお薬、自身でやられている改善方法などを伺い、治療のための情報を集めていきます。
実際に患者様のつらい部分に触れたり動かしてもらったりしながら最もつらい場所を見つけていきます。痛い部分とともにその症状のために悪くなっている別の場所やその症状の基になった場所も探していきます。当院は東洋医学的な経絡治療も行っているため、脈を診ながら手足のツボの治療点も見つけていきます。
その後、治療に入りますが初めての方には当院の鍼灸を慣れている方と同じように行うと治療の量が多すぎる場合がありますので、初めての場合はカラダの状態と症状をしっかり診ることを主体にして治療は軽くしていきます。
治療後は好転反応がでる方もいます。好転反応とは、つらい症状により筋肉などの軟部組織にたまって動きにくくなっている痛み物質が、治療後の血流改善とともに全身にいきわたります。全身の神経受容体が痛いと勘違いして働いてしまうため、カラダを休めなくてはと疲労感がでてきてしまう状態です。気持ちいいので長くお風呂に入った後の疲れみたいなものです。たまっていた疲労物質が一時的に全身に回っただけなので安心してください。1,2日ですっきりよくなり前よりもカラダが軽くなります。肝臓や腎臓の働きにより疲労物質を外に出していきますので、治療後はしっかりマメに水分をとっておきましょう。また、当院の鍼灸治療に慣れてくると、好転反応の疲労感は起こらなくなってきます。
治療の流れについて
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脱ぎ着しやすい服装で来院ください。 1.治療申込書 待合室で治療申込書にご記入いただきます。 2.問診 現在の症状について詳しくお伺いします。
治療についてのご要望があればお伝えください。3.治療 身体の状態を見ながら、体質、年齢、鍼灸治療経験に合った治療方法で治療をしていきます。 4.治療後 治療後の注意点、症状快復のための治療計画、症状改善のために行って欲しいことをお話しします。 5.次回の予約 ・症状がとてもつらい方は、1日おきに。
・多くの方は、症状がよくなるまで1週間に1、2度の間隔で予約されています。
症状が長いほど悪い状態へ戻ろうとします。そのサイクルと断ち切るために筋肉などの軟部組織が悪い方へ戻る前に継続的にゆるめる必要があります。